タワージャズとTacoma、南京(中国)の新たな8インチファブにおけるパートナーシップを発表

 

タワージャズが計画されたファブキャパシテイの最大50%を取得

タワージャズ、1,800万ドルの初回マイルストーンペイメントを受領、今後の支払方法は最終合意で決定

Tacoma社、南京経済技術開発区、Credito Capital社をはじめとする第三者投資家から全面的な支援と資金提供を受けるプロジェクト

ミグダルハエメク(イスラエル)および南京(中国)、2017年8月21日 — グローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズ、およびTacoma Technology LtdとTacoma (Nanjing) Semiconductor Technology Co., Ltd(以下、総称して「Tacoma」)は本日、タワージャズがTacomaとの拘束力ある包括的合意の第1段階となる正味1,800万ドルの初回支払いを受けたと発表しました。この合意は、南京(中国)の新たな8インチ半導体ファブの新設を計画するものです。包括的合意の条件によれば、タワージャズはオペレーションおよびインテグレーションに関わるコンサルタント業務と共に技術的知識を提供します。これにより、同社はすべての条件が定まる最終合意に従い、今後数年にわたる計画に基づいた追加の支払いを受けることになります。

また、同施設で生産が開始されると、タワージャズは目標の月あたり4万枚ウェハの生産能力のうち最大50%までの権利を取得します。この生産能力により、タワージャズは増え続ける世界的な需要に対応するための製造力と柔軟性を強化することができます。

Tacomaはプロジェクト全体にわたる活動、計画、成果物の全てにおける資金面の責任を持ちます。これには本施設の建設、試運転および立ち上げが含まれます。プロジェクトは、行政委員会やCredito Capitalを通じ、またその他の第三者投資家や団体による潜在的な資金提供を通じて南京経済技術開発区の全面的な支援を受けます。

タワージャズ社長のItzhak Edrei博士は次のように述べています。「Tacomaとの本合意は中国のような成長市場に力を注ぐ当社の事業戦略に沿ったものです。過去数年間、中国ではファブレス事業が急速に成長しています。南京の新しい8インチファブによって中国に戦略的拠点を確保し、中国のお客様が製品の性能や商品化までの時間を最適化できるようにすることで、先端スペシャルティプロセステクノロジーにおいて当社製品を提供する機会が得られます。」

タワージャズの最高経営責任者であるRussell Ellwangerは次のようにコメントしています。「当社は中国で複数の機会を模索しており、Tacomaとの今回の合意は、意義ある長期的な戦略的パートナーシップのロードマップを提供する、タワージャズに適したものであると判断しました。中国はインフラを全面的に整備した国内半導体業界の発展に力を入れており、世界的なアナログリーダーとして当社がサポートする市場と地理的なプレゼンスを拡大するチャンスが増えていることを示しています。このパートナーシップを通じて、当社が成長する中国市場で積極的なプレイヤーとなるだけではなく、利用可能となる生産能力の拡大を通じて当社のお客様のニーズをさらに満たすことができるようになります。」

Tacomaの会長であるJoseph Lee氏は次のように述べています。「『情熱』をもって『賢明に』働くことへの信念は、Tacomaとタワージャズ両社の社風に深く刻まれています。当社の従業員は、ビジネスパートナー、世界の半導体業界そして社会に対し、最高の努力と誠実さをもって貢献する決意があります。TacomaはCredito Capitalやその他の機関と共に本プロジェクトへの全面的な資金調達を行ないます。この合弁はアジアの重要な役割を担い、半導体業界の水準を次の段階へと引き上げるでしょう。」

南京では起工式と署名式が行なわれ、タワージャズ会長のAmir Elstein氏、社長のItzhak Edrei博士、事業開発担当バイスプレジデントのErez Imberman氏、そして駐中国イスラエル大使のMatan Vilnaiが出席しました。写真は、署名するTacoma会長のJoseph Lee氏とタワージャズCEOのRussell Ellwanger氏、そして前述の各氏を含む出席者です。

タワージャズについて
タワーセミコンダクター株式会社 (NASDAQ: TSEM, TASE:TSEM)は、その子会社とタワージャズというブランド名でグローバルに事業を展開するスペシャルティファンドリのリーダーです。タワージャズは、コンシューマー、産業機械、車載用、医療用、航空宇宙・防衛などの成長市場で次世代の集積回路(IC)を生産しており、SiGe、BiCMOS、ミックスドシグナル/CMOS、RF CMOS、CMOSイメージセンサ、パワーマネージメント(BCDおよび700V)、MEMSなど、カスタマイズが可能なプロセスプラットフォームを幅広く提供しています。また迅速かつ正確なデザインサイクルを実現する世界クラスのデザインイネーブルメントを提供し、IDMやキャパシティ拡大を必要とするファブレス企業向けにはTransfer Optimization and development Process Services(TOPS)を提供しています。複数のファブを使ってサービスを提供するために、タワージャズはイスラエルに2か所(150mmと200mm)、米国に2か所(200mm)、日本に3か所(200mmと300mm)の生産拠点を保有しています。詳細はwww.towersemi.comをご覧ください。

Tacomaについて
Tacoma (Nanjing) Semiconductor Technology Corporation Limited
Tacoma (Nanjing) Semiconductor Technology Co., Ltd(TTSEMI)は江蘇省の省重点プロジェクト(2017)および南京市重点プロジェクト(2017)であり、世界的水準のエンジニアチームがアナログ集積回路の設計およびファンドリテクノロジー統合サービスを提供しています。

Tacoma Technology Ltd
Tacoma Technology Ltdは香港に設立された投資持ち株会社であり、2015年に南京開発区との協力合意締結によってTacoma (Nanjing) Semiconductor Technology Co., Ltd.が立ち上げられました。

本発表で触れている協力関係においてタワージャズと提携を結んでいるのはTacoma (Nanjing) Semiconductor Technology Co., LtdおよびTacoma Technology Ltdの2社だけです。「Tacoma」が社名に含まれている、または過去に含まれていた他の会社は、本発表に記載の提携とは関係ありません。

Credito Capitalについて
Credito CapitalはWong Ping Kuen氏によって北京(中国)に設立され、中国本土、香港、韓国、英国の多様かつ経験豊富なプロによる国際投資チームを形成しています。Credito Capitalは国境を超えたM&Aや産業投資を専門としています。業界にはロジスティクス、半導体、新エネルギー車両が含まれますが、この限りではありません。

南京開発区について
南京開発区は1992年に設置され、2002年に国務院が国家経済技術開発区として承認しました。216平方キロメートルを超える開発用保留地であり、国家レベルの経済技術開発区としての総合ランクでは上位10位に入っています。同区は中国の先端製造および近代的サービスにおいて重要な産業拠点となっています。現在までに、計3,000社を超える会社と合わせて2,000億人民元(うち500社が外国資本の企業で、その合計投資額は120億ドル)の投資が本開発区内での事業設立のために導入されています。また、世界のトップ500社のうち73社が本開発区に拠点を置いています。将来的には、南京開発区は開発区内における集積回路の包括的な産業チェーンの開発に継続して力を入れてゆく予定です。

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