*2018 年5 月9日に発表されたプレスリリースの抄訳です

タワージャズとNewsight Imaging社がADASと自動運転車で使用されるLiDAR用先進CMOSイメージセンサチップを発表

自動車用ビジュアルセーフティソリューションドローン、自律型家電ロボットのハイボリューム市場向けにカスタマイズ

イスラエル、ミグダルハエメクおよびネスシオナ、2018年5月9日– グローバルスペシャルティファンドリーリーダーのタワージャズNewsight Imaging社は本日、Newsight社の先進CMOSイメージセンサ(CIS)チップとカメラモジュールの生産を発表しました。このチップはLiDARとマシンビジョンのハイボリューム市場向けにカスタマイズされ、センサ、デジタルアルゴリズム、ピクセルアレイを同一チップに組み込んでいます。NewsightのCISチップはADAS(先進運転支援システム)および自動運転車両やドローン、ロボティクスで使用されます。

LiDAR(光検出および測距)はレーダーの原理で動作する検出システムですが、レーザー光を使用するもので、長距離でも高解像度であるため自動運転には欠かせない技術とされています。LiDARはL4/L5の自動運転車が主流になれば市場での飛躍的な成長が見込まれています。IHSでは、車載用LiDAR半導体の市場が2026年までに18億ドルに達すると予想(2018年~2026年の年平均成長率37%)しています。広範でカスタマイズ可能なピクセルアーキテクチャと技術を特徴とするタワージャズの先進的な180nm技術を活用することで、Newsight社は車載市場だけでなく、セキュリティ、防衛、医療、産業、コンシューマー市場に広がる巨大な機会に対応できる体制を整えています。

Newsight社の革新的なイメージセンサチップは、コスト効率、低電力消費、高性能およびアナログ・デジタル統合が要求されるハイボリュームで競争力のあるアプリケーションにとって理想的です。現在、イスラエルのミグダルハエメクにあるタワージャズの製造施設で量産中のNSI3000センサファミリーは超高感度ピクセルの提供を通じて、高価なCCD(電荷結合素子)センサを多くのアプリケーションで置き換えることが可能になります。また、高フレームレートでスピード制御できるように設計されているのでイベントに対する分析や反応を向上することができます。

さらに、タワージャズのイスラエルファブで現在開発中のNewsight社の革新的なNSI5000は、LiDARの統合ソリューションでロングレンジのアプリケーションに対応し、奥行きとマシンビジョンの複雑な計算を可能にする高性能DSP(デジタルシグナルプロセッサ)コントローラを搭載しています。NSI5000は車載用の最先端3DパルスベースのLiDARで使用されており、Newsight社のeTOF(拡張タイム・オブ・フライト)に基づいています。このeTOFは高精度を保ちながらダイナミックレンジを拡張することによって、短距離のiTOF(間接タイム・オブ・フライト)から長距離の自動車向け要件までカバーします。

Newsight社のCEOであるEli Assoolin氏は次のように述べています。「ハイボリューム市場に対応し、当社のCMOSイメージセンサチップ向けに特化してカスタマイズされた先進的なピクセル技術を持つタワージャズを選びました。当社の技術と合わせることで、お客様に高感度が4倍優れた製品を提供できます。タワージャズのCISは業界で実績が認められており、グローバルアナログファンドリ分野でのリーダーと共にイスラエルの地で製造できることを喜ばしく思っています」

タワージャズのシニアバイスプレジデント兼CMOSイメージセンサビジネスユニット部門担当GMであるDr. Avi Strum氏は次のように述べています。「当社は特定の製品およびアプリケーション向けにカスタマイズされたハイエンドピクセルにより、成長を続けるLiDARおよび自動車市場向けの高ダイナミックレンジCMOSセンサとソリューションに必要な先進技術を提供できます。当社はNewsight Imaging社と密接に連携して市場をリードするソリューションを提供し、短期間で市場投入できることを喜ばしく思っています。Newsight Imaging社は非常にスピーディーに行動されるお客様であり、当社はその成功を信じています」

タワージャズのCMOSイメージセンサ技術については、http://www.towersemi.com/jp/cmos-image-sensor.htmlをご参照ください。

タワージャズは2018年5月14-17日に米国デトロイトで開催されるAutoSensに出展します(ブース#14)。また、タワージャズ、Newsight各社による下記の講演も予定されています:

  • 5月17日 9:50am – 10:15am.
    Role of Specialty Analog Foundry in Enabling Advanced Driver Assistance Systems (ADAS) and Autonomous Driving” – Dr. Amol Kalburge, head of the automotive program at TowerJazz
  • 5月16日,  2:30pm – 2:55pm.
    “Enhanced Time-Of-Flight – a CMOS full solution for automotive LIDAR” – Nadav Haas, Product Manager, Newsight  Imaging

タワージャズについて
タワーセミコンダクター株式会社 (NASDAQ: TSEM, TASE:TSEM)は、その子会社とタワージャズというブランド名でグローバルに事業を展開するスペシャルティファンドリのリーダーです。タワージャズは、コンシューマー、産業機械、車載用、医療用、航空宇宙・防衛などの成長市場で次世代の集積回路(IC)を生産しており、SiGe、BiCMOS、ミックスドシグナル/CMOS、RF CMOS、CMOSイメージセンサ、パワーマネージメント(BCDおよび700V)、MEMSなど、カスタマイズが可能なプロセスプラットフォームを幅広く提供しています。また迅速かつ正確なデザインサイクルを実現する世界クラスのデザインイネーブルメントを提供し、IDMやキャパシティ拡大を必要とするファブレス企業向けにはTransfer Optimization and development Process Services(TOPS)を提供しています。複数のファブを使ってサービスを提供するために、タワージャズはイスラエルに2か所(150mmと200mm)、米国に2か所(200mm)、日本に3か所(200mmと300mm)の生産拠点を保有しています。詳細は www.towersemi.com をご覧ください。

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