Teledyne e2v、超高解像度イメージセンサEmerald 67Mを発表

グルノーブル(フランス)、ミグダル ハエメク(イスラエル) – 2019 年6 月12日 – Teledyne Technologies グループ傘下で、イメージングソリューションの世界的イノベーターであるTeledyne e2v とグローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズは、超高解像度の電子機器検査、ハイエンドの監視用および顕微鏡検査向けに設計されたTeledyne e2vのイメージセンサEmerald™ 67Mを発表しました。

このセンサーは、Teledyne e2vが提供するEmeraldシリーズで、タワージャズの世界最小2.5μm低ノイズグローバルシャッターピクセルを特徴とし、タワージャズが保有する魚津（富山県）の300mm工場で65nmプロセスを採用して製造しています。 このピクセルは独自のライトパイプ技術を用いて構成されており、超小型で、極めて低ノイズ（1電子）、優れた入射角特性、80dB以上のシャッター効率を備えています。 この独自のピクセルアーキテクチャにより、より小さな欠陥を検出することで製造歩留まりを改善することができる最先端の性能を提供します。

現在タワージャズだけで製造しているEmeraldシリーズは、これまでにない機能をお客様に提供し、全て10GigE、CoaXPress、Camera Link、Camera Link HSなどの高速インターフェースシステムに適合しています。 特別な機能として、最大120dBのダイナミックレンジを持つHDRモードや、さまざまな露光条件下で複数の関心領域(ROI)をキャプチャできる独自のROIモードが含まれ、画像のダイナミックレンジがさらに向上します。

Emerald 67Mは1辺8kの解像度を持つ正方形で、次世代の10.5世代向けのディスプレイ製造で95％の画像領域を利用することができます。超高解像度により、大規模製品検査におけるビジョンシステムの動きを最適化し、システムの複雑さを軽減し、不安定さも解消されます。 現在2種類の速度レベル（超高速60fpsと高速30fps）があります。

Teledyne e2vのプロフェッショナルイメージング担当副社長、Rafael Romay氏は、次のように述べています。「Emerald 67Mは、この種の最初のセンサーであり、超高解像度且つ高速であることにより検査用途において大きな関心が寄せられています。また、他のEmeraldセンサー内のスマート機能の多くを共有し、それをビジョンシステム内に展開することが容易になります。タワージャズの優れた技術革新とサポートにより、製品とアプリケーションのニーズに合わせてカスタマイズされたクラス最高のソリューションを市場に送ることができました。」

タワージャズのシニアバイスプレジデント兼センサビジネスユニットのゼネラルマネージャであるAvi Strum博士は、次のように述べています。 「Teledyne e2vの設計とサプライチェーン、およびタワージャズの最先端65nmプロセスにより、マシンビジョンアプリケーションに変化をもたらすセンサーが生まれました。私たちはこれを一緒に開発したことを誇りに思い、マシンビジョン市場に役立つためにTeledyne e2vとのさらなる連携にも期待していいます。」

サンプルおよび評価キットに関して、また詳細情報については、製品ページをご覧ください。 また、6月12〜14日に横浜で開催されるImage Sensing Show 2019でも、このセンサーのライブデモをご覧いただけます。当社のパートナーであるIPNコーポレーションとブース19に出展しています。

タワージャズのCMOSイメージセンサについてはこちらをご覧ください。