NEWSLETTER — JUNE 2015

「職人」の心意気

Message from Mr. Russell Ellwanger—TowerJazz CEO & TPSCo Chairman

日本製の刃物は世界一です。形はシンプルですが、その鉄製の刃は他の追随を許さないすばらしいものです。作り手の名前が付くような日本の包丁を買うときには、購入後に必ず手作業での”研ぎ”があります。その場で、弟子を傍らにした親方が、客が見守るなかで行うのです。

日本の砥石(といし)には名の通った採石場の石が使われます。本当に良質な石は限られた採石場からしか産出されません。そのため、その一つ一つに採石場の持ち主個人の「刻印」を押し、その採石場の石であることのみならず、そこから産出し得る最高品質の石であることを保証します。砥石と一緒に他の石もついてきますが、これらからは刃研ぎの段階で必要となる様々な「研磨剤」(私たちの業界でいうスラリーのようなもの)が生じます。こうした石についても「刻印」があり、産地や品質が保証されています。

私は以前、日本で「職人」と呼ばれる達人が書いた、道具の手入れに関する本を読んだことがあります。その本を読むと職人とはどういうものかがわかります。すばらしいものを作ることだけが職人たるゆえんではありません。限られた時間で効率的に、言い換えれば要求された「サイクルタイム」で、失敗なく製品を作らなければならないのです。自分の仕事に満足せず、作ったものを投げ捨てたりすれば、それはもう職人とはいえません。職人は、高品質な製品の効率的な「創造」が使命なのです!廃棄(「破壊」)は許されません。

また、職人は毎年正月になると自分が使う道具を家や店の中の特別な場所に置き、餅を供えて仕事ができることへの感謝の気持ちを表します。職人の技術と道具は相応じるものであり、それゆえ職人は、出来上がった作品とそれを作るための道具の両方に敬意を表するのです。例えば、最高レベルの包丁を使うのは最高レベルの料理人に限られますし、逆に達人でもないのに達人の道具を使うことは、その道具に対して失礼にあたるわけです。

こうした「職人」の心意気は日本社会のあらゆる場面で隅々まで浸透しており、現代のものづくりの現場である工場が常に高いレベルにあるのも、こうした背景と無関係ではありません。日本人は小さいころから、働く場所や道具を大切にし、責任を持たなければならないと教えられます。

私の家族は幸運にも日本への赴任機会があり、これを経験しました。末の娘の幼稚園はお寺が運営していたのですが、子どもたちは皆揃ってプラスチックの箱に入った「おしぼり」を持って幼稚園に通っていました。子どもたちの一日は、自分の机をおしぼりで拭くことで始まり、同様におしぼりで拭くことで終わります。つまり、教室を清潔にすること、ひいては教室に尊敬の気持ちを表すことは生徒の義務なのです。

そんなことを考えるにつけ、パナソニック・タワージャズ社を当社グループに迎えられたことを大変幸運に思います。ひとつの組織として、日本人の職場との関わり、そして、彼らの高い効率性を支えている品質基準に対するコミットメントを学び、理解し、実践することによって多くを得、その利益を享受できているのですから。

当社では今、コーポレート・クオリティの評価にこれまで以上に注目しています。その中心となるクオリティ担当グループに新たなリーダーが加わりました。ビジネス部門のジェネラルマネージャーから私の直属となるコーポレート・クオリティ部門バイスプレジデントに着任した、Ilan Rabinovichです。彼は熟練した経験豊富な技術者でもあります。現在、彼の下で各サイトのクオリティ担当マネージャーの選任が行われていますが、皆、ファブでの幅広く深い経験を持つ、前向きで熟達した技術者ばかりです。当社のクオリティ重視の考え方は、「Safety protects lives. Quality protects jobs(安全性が命を守る。品質が仕事を守る)」というスローガンに一致するものです。

効率性向上への一致団結した努力によって最高水準の性能を達成し、当社の持つツール、スキルセットそして職人的技術をもって最高水準の製品を作るために、当社はこれからも邁進していきます。そのために、ぜひ皆さんに力をお貸しいただき、共に歩んでいただきたいと思います。ご協力に感謝します。

ラッセル・エルワンガー
タワージャズ CEO
TPSCo 会長

FINANCIALS HIGHLIGHTS

2015年第1四半期決算ハイライト

健全な売上成長と利益率

  • 本業(マイクロンおよびパナソニック以外)の成長率33%を含む売上高2億2千600万ドル、前年同期比71%増加
  • 前年同期比でトップ10カスタマーからの売上増加率約31%
  • 記録的なデザインウィンおよび工場に投入されたマスク数は、前年同期比37%の増加(TPSCoを含めると45%の増加)

Quarterly Financial Highlights

  • EBITDAは5千100万ドルで、2014年第1四半期比で86%増加
  • 36%のマージンを反映し、前年比より81%改善したNon-GAAPベースの売上総利益は8千100万ドルを記録。2015年第4四半期までに売上総利益率40%を目指す
  • Non-GAPPベースの純利益は5千万ドルで2014年第1四半期と比較して2.5倍の増加
  • 健全な貸借対照表。前四半期比で自己資本が49%増、過去最高の2億9千200万ドルを記録
  • 総負債額は2014年3月31日時点の4億600万ドルから減少して1億6千200万ドル。総負債/EBITDA比率は0.8倍に
  • 2015年3月31日時点での手元現金1億3千400万ドル

2015年度第1四半期ガイダンス

  • 売上中間見通し:2億3千500万ドル
  • 年間を通じて前四半期比成長を目指す

                     TowerJazz Annual Revenues 2005–2015*
                  * 2015 annual revenues are based on Q2’15 mid range guidance

TPSCO HIGHLIGHTS

TPSCo設立1周年、日本の専業ファンドリのリーダとしてテクノロジーラインアップとポジションを強化

ガイ エリストフ, TPSCo CEO

パナソニック・タワージャズセミコンダクター株式会社 TPSCoは、4月に創業1周年を迎えました。お客様や株主の皆様の素晴らしいサポートとご協力に非常に感謝しています。

TPSCoは最先端の自動車、イメージング、RFSOI、パワーマネージメント、不揮発性メモリ、高電圧用ディスクリートプロセスを、自動車および産業用アプリケーション向けの様々なお客様に提供します。ターンキーサービスは、標準的なファンドリーのウェハ製造と同じように、前工程のデザインから後工程のパッケージング、検査までをタワージャズとパナソニックの資産を活用して提供します。

TPSCoのプロセス開発センター(PTC) はIDMの7社のお客様から14の主力プロセスプラットフォームの移管に成功しました。また、現在、タワージャズのTS18PM(低RdsonのLDMOSエピプラットフォーム、マスク追加なしでMTP NVMを実現)プロセスの品質確認をしているところです。さらに、デュアルゲートHVCMOSオプションも追加導入される予定です。

すべてのTS18製品用PDKは、タワージャズのPDK IPブロックを使用でき、また同じSPICE FOMが得られることを目指して、2015年の第3四半期に量産を開始する予定です。 2つの地域、2つの工場で生産可能なこのプロセスは、当社の自動車および産業分野のお客様のための強固な事業継続計画の戦略と同様に、複数調達を要求されるお客様もサポートいたします。

TPSCoはこの半年の間、ファンドリーのお客様のために複数の機能をあわせ持った豊富なPDKをリリースしてきました。これらは110nm CMOS, 65nm RFCMOS, 45nm CMOS, 110nm CIS, そして 65nm CIS プロセスを含みます。複数のお客様はこれらの簡単に使うことができるPDKとiPDKを用いて、製品の設計を開始しています。

注目すべきは、TPSCoはタワージャズと共同で300mm RFSOIプロセスを開発しており、わずか半年という短い期間で世界をリードするRonCoffの性能を達成することができました。TPSCoは2015年の第4四半期に、このプロセスを用いた“Masterswitch”用最先端RFSOI PDK をリリースする予定です。

また、 TPSCoの岡田健治(Dr.)は4月19日から23日にアメリカ カリフォルニア州モントレーで開催されたIRPS2015 (the International Reliability and Physics Symposium)で最先端のTDDBの研究成果について発表しました。このゲートオキサイドに関する論文のタイトルは, “Intrinsic Mechanism of Non-Linearity in Weibull TDDB Lifetime and its Impact on Lifetime Prediction.” で この研究は IRPS 2015で大変好評でした。

2015年3月14日、東京-富山間を結ぶ北陸新幹線が開通しました。現在、東京駅から富山県や北陸エリアへは約2時間15分で到着可能となりました。首都圏からの交通の便が良くなったことで、TPSCoにとっては大きなビジネス上のメリットとなります。私たちはより多くのお客様に当社の工場と製造技術を紹介する機会が増えることを大変喜ばしく思っております。

TPSCoは2年目に向けて前進し、世界的に有名な日本の品質とIPセキュリティで専業ファンドリー企業としての地位を確固たるものにするために取り組んでまいります。

 

ガイ エリストフ

TECHNOLOGY FOCUS

Design Enablement—Design it once; design it right.

コンシューマーおよびインフラ向けエレクトロニクスにおけるスペシャリティICの過去10年にわたる急増は、タワージャズのようなファンドリ企業が提供する、カスタマイズされた半導体技術によるアナログアプリケーションの集約を促進してきました。その結果、仕様を満たす設計という明白な要件に加えて、性能、市場投入までの期間、製造可能性の3点が重要な要件として注目されています。

設計チームが、一つのシャトル上で数十もの試作品を評価するような贅沢を許されていた時代はもはや過去となり、「設計は、一度で、正しいものを(design it once; design it right)」というスローガンのように、first-time design successへの取り組みが業界ではあたりまえになりつつあります。タワージャズは、先頭に立ってこのスローガンを実現可能にしてきました。当社は、洗練された技術を補完し、これらの実現を可能にするデザインイネーブルメント・プラットフォームを提供しています。このプラットフォームには、プロセスデザインキット(PDK)、IP、リファレンスフロー、そして当社のプロセステクノロジー専門のデザインサービスが含まれています。

パフォーマンス

パフォーマンスおよび最適化の目標を達成する鍵は、コンパクトモデルの正確さとスケーラビリティです。コンパクトモデルは基本的に、SPICEのようなシミュレーションツールに実装されている、半導体デバイスの電気的、電磁気的、温度上の振る舞いを表す一連の解析方程式です。良く一致したモデルと実シリコンは、ローノイズアンプ(LNA)のゲインや降圧コンバーターの効率など、回路レベルの性能指数の正確な予測をもたらします。

同様に、正確なサイズ変更が可能なモデルによって、設計者は回路性能を最適化することができます。例えば、パワーマネジメント・プラットフォームにおける当社独自のスケーラブルなLDMOSモデルでは、 オン抵抗と絶縁破壊電圧との連続的なトレードオフが可能です。

一部のファンドリモデルにおいて無視されることの多いリンケージは、レイアウトと関連していますが、タワージャズのPDKでは、パラメータ化されたセル(p-cell)から生成されたレイアウトが、回路図上でのモデルと密接にリンクしています。さらに、高度な寄生パラメータ抽出能力により、カスタムレイアウトおよびルーティング効果を、テープイン前に正確にシミュレーション・最適化することが可能です。

製品化までの時間

いったん設計が回路図上で概念化されると、デザインツールの能力と柔軟性およびサポートがレイアウト設計(GDS)をいかに迅速に行うことができるかの決め手になります。タワージャズでは、様々な機能を持つPDKに加えて、当社のEDAパートナーにより提供された、包括的なアナログおよびミックスドシグナル設計機能・能力をサポートしています。これらは、マッチング改善のためのダミーゲート用p-cellオプションを提供することや、p-cellプロパティのGUIに組み込まれた、さまざまな種類の素子分離に対応したシリコン最適化済みの自動ガードリングなどシンプルなものです。物理的検証は、バッチプロセスまたはインタラクティブフォームによって、効率よく設定・実行することができます。

ここ数年、タワージャズでは多様なリファレンス設計フローやオンラインでの研修用ウェビナーを追加し、新たな技術ユーザーがPDKを中心としたツールの設定や使い方をより短期間で習得できるようにしています。お客様をコンセプトからテープインまで一貫してご案内することが、当社によるワールドクラスのサポート・エコシステムなのです。

当社のオンライン・カスタマーポータルは、毎日24時間ご利用いただけます。このポータルから「ファイルエクスチェンジ」にアクセスし、技術文書や設計ライブラリの検索、閲覧、ダウンロードが可能です。

ログインしていただくことで、フォーム、設計データ、その他のファイルを安全に転送することもできます。さらに、初期フェーズから製造まで、設計フローを一貫して当社の設計サポートエンジニア(DSE)がご一緒することで、比類のないカスタマーサービスを提供します。当社のデザインセンターには、技術性能に関して独自の見識を有する経験豊富な設計担当者がおり、ブロックであれチップ全体であれ、設計のご相談に応じます。

製造可能性

半導体業界のあらゆる場面でコスト削減の動きがあり、設計チームには温度、電圧、ESDといった外的要素と同様に製造工程におけるばらつきに対応すべく設計を最適化することが求められます。

過去10年にわたり、タワージャズはモンテカルロ統計を用いた一連のモデリング技術を多数開発し、プロセスのばらつきや主要なパラメータ変化に対する設計のシミュレーションと最適化を可能にしてきました。昨年リリースされたPDKでは、基板電流や安全動作電圧チェックなど、二次的な効果をモデル化することに注力しました。

また、当社の最新の0.13um~0.18um製品には、高度なESDおよびパワードメインチェック向け独自ソリューションが提供されています。

デザインイネーブルメントに関する詳細については、Ofer Tamir (ofer.tamir@towerjazz.com) またはSamir Chaudhry (samir.chaudhry@towerjazz.com) までお問い合わせください。

EXECUTIVE ROUNDTABLE

Gary Saunders

ワールドワイドセールス部門上級副社長

今回は、ワールドワイドセールス部門上級副社長Gary Saunders氏のメッセージをお届けします。Saunders氏は、30年以上にわたり半導体事業のグローバルセールス部門で指導者としての経験を積んでおり、2015年2月からタワージャズの経営陣に加わりました。

グローバルな最良の人材を獲得・保持し、顧客のニーズに注意深く耳を傾け、積極的に応えていくことによって、顧客に対して固有の価値を生み出すスペシャルティファンドリソリューションを提供することは、タワージャズのミッションです。お客様にとっての当社の顔として、また、社内の旗振り役として、私たちグローバルセールス部門はこのミッションの達成に専心する2800名の従業員の努力を結集させる、重要な役割を担っています。

お客様と直接接する私たちの部門は、世界中およびタワージャズの各製造拠点のセールス、カスタマーソリューションスタッフおよびデザインサポートエンジニアで構成されています。競争が非常に激しい市場で他社にはない独自の価値を提供するためには、セールスチームが製品、アプリケーション、技術、生産、ビジネスに関して専門性を高め、お客様に業界最高レベルのサポートとサービスを提供しなければなりません。設計、開発、製造において200社を超えるお客様のお役に立てることを光栄に思います。

22年前、イスラエルのミグダルハエメクの1工場(Fab1)からスタートしたタワージャズは、今や世界各地に拠点を有する業界最大のスペシャルティファンドリに成長しました。幅広いお客様がいること、そして、そうしたお客様が常に最高のソリューションを市場に投入しようと情熱を注いでいることが当社の強みであり、当社のグローバルな研究開発、プロセス開発、設計、製造およびセールスチームの革新的な精神と顧客主導型の姿勢にもつながっています。そして今、タワージャズはお客様、会社、従業員、株主の皆様にとって、革新的な転換期に直面しています。具体的には以下のようなことです:

  • IoT(モノのインターネット)によってインターネットに接続するデバイスが爆発的に増える中、タワージャズは、SOIスイッチプロセスプラットフォームに代表されるSiGe BiCMOSおよびRF CMOS技術を含む、業界トップレベルのRFソリューションを有しています。
  • 車載、照明、産業、コンシューマ向けアプリケーションでは、更なる省エネ化と「地球に優しい」技術の開発が急務となっており、そのために複雑なパワーマネジメントソリューションを必要としています。 そうした中、60ボルトから700ボルトまで当社のパワープラットフォームを使ってカスタマイズされた独自のソリューションを求めて、 各業界のリーダーたちが当社のもとを訪れています。
  • 当社のCMOSイメージセンサ(CIS)ビジネスは、写真、医療、産業、車載向けのハイエンド市場ですでに業界のリーダーと確固たる地位を築いていますが、300mmウェハでの65nmプロセスという業界トップのセンサ技術を持つパナソニック・タワージャズセミコンダクター株式会社(TPSCo)の設立によりさらにそれが強化されています。
  • 専門性の高さで定評のあるエンジニアチーム、確立された技術移管手法、機密保護と生産能力の柔軟性によって、お客様の生産能力拡大や研究開発から製造ラインへの進展を実現させる、タワージャズ独自のTOPS(プロセス移管サービス)ビジネスに対し、業界のリーダーたちが興味を示しています。

グローバルセールス部門のリーダーとして、そして世界のタワージャズ社員を代表して、お客様のコミットメントと当社の成功に貢献してくださったことにお礼を申し上げると共に、これからも素晴らしい未来に向けて共に前進していきたいと思います。

TOWERJAZZ EVENTS

タワージャズ & TPSCoテクニカルグローバルシンポジウム (TGS) 2015

今年もテクニカルグローバルシンポジウム(TGS)の開催が決定しました。我々が提供するスペシャルティアナログの幅広い先端テクノロジーおよび我々が保有する生産拠点の生産能力の特徴についてご紹介します。タワージャズのエグゼクティブ達のとの意見交換の場としてもぜひご活用ください。

TGS 2015 の開催スケジュール

  • 9月10日  —  韓国、ソウル
  • 10月20日 — 日本、東京
  • 11月18-19日 —米国、ニューポートビーチ(カリフォルニア州)

スペシャルティファンドリ·ソリューションの世界的リーダーであるために、当社は、お客様の要求に耳を傾け、ニーズを満たすサービスを積極的に提供し、またそのようなサービスを提供するために優秀な人材を確保することで、お客様に独自の価値を提供するこれらのソリューションを市場に投入するというミッションにフォーカスしています。TGSでは、戦略的成長/技術的リーダシップ/生産能力拡大に関するタワージャズの計画をご紹介します。

これらのイベントでは、タワージャズの最高経営責任者ラッセル・エルワンガーの基調講演、タワージャズおよびTPSCoの経営陣による当社のテクノロジーロードマップ、先端スペシャルティプロセス、および事業戦略についての講演を予定しています。そして特定の会場においては、招待講演として半導体業界のリーダーや専門家による業界トレンドおよびタワージャズ、TPSCoと取り組んでいる案件についての紹介も予定されています。

Sponsors at TGS events include:

Keysight TowerJazz PDK

TGS 2015についての詳細は、まもなく発表予定です。

PARTICIPATION AT INDUSTRY EVENTS

Image Sensors 2015

ヨーロッパで年に1回開催されているイメージセンサ技術およびビジネスに関する大型カンファレンスであるISには、デジタルイメージングのサプライチェーンに関わる100社を超える幅広い企業が参加しています。イメージセンサの技術的側面に焦点を当てつつも、イノベーションやテクノロジーをビジネスの視点から位置づけているのが特徴です。

タワージャズでは、2008年の第1回目からこのカンファレンスに参加・後援してきましたが、今年はパナソニック・タワージャズセミコンダクター株式会社(TPSCo)との共同ブースを出展しました。会期中には、欧州のお客様と相次いでミーティングをおこない、翌年に向けてどのようなプロジェクトやアクティビティを新たに実施するかを決定しました。

また、当社との面談を目的に来場した新しいお客様とお会いすることもでき、IS2015はスペシャルティ・ピュアプレイ・ファンドリとしてのタワージャズとTPSCoの認知度を向上させる絶好の機会となりました。

当社のCIS技術は、コンシューマー、産業用、医療用、車載用アプリケーションに使用される光学センサーへの要求を満たすものです。

熟練したエキスパートが各プロジェクトに要求されるピクセルのカスタマイズをサポートしており、優れた性能(暗電流、低ノイズ、ダイナミックレンジ)によって、様々なデジタルイメージングアプリケーション向けに幅広い製品を提供しています。当社の最新CIS技術はすでにハイエンドのデジタルカメラで実証されているほか、X線装置向けCMOSイメージセンサの市場においても業界のリーダーとしてトップシェアを獲得しています。さらにTPSCoを通じて、当社は最先端のイメージセンサ技術を含む、65nm 1.12umピクセル技術の提供が可能となります。

Visit us at IS Auto 2015 on June 23-25, booth #10

TowerJazz and BrightWay Vision, a provider of groundbreaking vision technology for vehicles, will be showcasing a patented gated imaging technology for automotive imaging applications. Come learn more about TowerJazz and TowerJazz Panasonic Semiconductor Co.’s (TPSCo’s) CMOS Image Sensor and Automotive offerings.

PARTICIPATION AT INDUSTRY EVENTS

TowerJazz and JSTF participated in GOMACTech on March 23-26, 2015.

GOMACTech is a conference established primarily as a forum to announce and review developments in microcircuit applications for government systems and focuses on advances in systems being developed by the Department of Defense and other government agencies.

GOMACTech is considered the top aerospace and defense (A&D) conference for TowerJazz, providing a unique opportunity for exhibiting and industry networking with numerous government agencies (which include the AFRL, Army, Navy, DARPA, NSA, DMEA, and DTRA, to name a few) in a single location.

Each year, a major highlight is participation in technical sessions where many TowerJazz A&D customers present their publications as well as discuss their successes and technical breakthroughs in supporting their government customers, greatly enabled by TowerJazz fabrication and engineering services.

The primary TowerJazz technologies that are utilized for GOMACTech presentations are in the SBC18 platform with a high percentage use of our H3 and H4 variants. This year was especially exciting as this was the first ever combined booth with Jazz Semiconductor Trusted Foundry (JSTF). Interest in JSTF continues to greatly increase and GOMACTech provides the ideal environment to showcase TowerJazz and JSTF A&D services.

COMMUNITY INVOLVEMENT

TowerJazz is committed to Good Deeds Day—2015

Good Deeds Day is an annual tradition to promote the spirit of volunteering and helping others around the world.

On Tuesday, March 24, 2015 Good Deeds Day was held in Israel, during which more than 800,000 people set out to do something good for the environment and society by choosing to participate in some of the nearly 10,000 different volunteering projects.

This year TowerJazz chose to join the Good Deeds Day. Approximately 60 volunteers from the company went out for three hours to places in the community in Migdal Haemek and Nazareth to take part in various volunteer projects.

The projects included:

  • Renovating the Youth Club in Migdal Haemek where TowerJazz employees are volunteering on a weekly basis.
  • Volunteering at a youth center in Timurim, Migdal Haemek. The center is for children and youth from the neighborhood. Their ages range from 7–18. The center engages in recreational sports, tutoring, and structured activities for boys and girls. Activities included renovation and painting of the center.
  • Volunteering at a Kindergarten in Migdal Haemek which includes children with special needs. The kindergarten has 25 students, ages 4–6. Activities included construction and renovation, painting and planting in the garden.
  • Opening a “Futures Youth Club” in Nazareth for at-risk youth, providing after school hours care. Activities included renovation and painting.

TowerJazz volunteers helping renovate and paint a youth center in Timurim, Migdal Haemek

SOCIAL RESPONSIBILITY

M2V—Mountain-to-Valley Relay Race

This is the second year TowerJazz employees in Migdal Ha’emek (Israel) have joined the “Mountain to Valley Relay” race from the upper Galilee Mountains to the Yzra’el Valley, where the TowerJazz facility is located.

The race combines personal athletic experience and group collaboration with teams running in open spaces along 215 Kilometers (in about 24 hours).

The Mountain-to-Valley Relay race is one of the most popular sports events in Israel, with a rising number of participants each year. Between 7,000 and 8,000 runners in 950 different teams run day and night in various field conditions.

The race is divided into 24 sections of approximately 5-14km each, and participating are groups of four, six or eight runners. Every participant in turn runs a section. The race starts at Tel Hai in the upper Galilee through spectacular landscapes, including the Ahula Valley, the Sea of Galilee, Beit Netofa, the Menashe forest and ends at Yzra’el Valley.

Two teams represented TowerJazz and included both men and women from different levels in the company. Two groups of eight people each started the race together at 8:00am and finished the race together the next morning at 9:00am. It was a great experience for the teams despite some injuries and tiredness.

Overall, the event brought a lot of joy and happiness to the TowerJazz teams, demonstrating our employees’ ambition and high motivation

GETTING TO KNOW US

Myriam Buchbinder

Sr. Director, Process Engineering R&D MH

Myriam joined the company in 2001 in the TF R&D Process Engineering Group.

In each issue, we introduce one of our employees who works with our valued customers in some capacity. We delve into their professional roles and responsibilities as well as some details on their home life, hobbies and travels.

 At TowerJazz, we encourage work-life balance for our employees. We are a large, multi-cultural family and each employee is unique and brings different characteristics and experience. It is our goal to share a bit of our company and employee culture with you. In this issue, we feature Myriam Buchbinder.

Q. Please tell us about your position, focus areas, etc.

A. I’m heading up the Process Engineering R&D Group at the Migdal Ha’Emek site. The group is responsible for supporting all the Business Units’ projects that require new process developments. As Director of this group, my focus is on having the right people assigned to projects to ensure their success, and overseeing the technical progress of the projects.

Q. What do you enjoy about your position and what challenges you?

A. I love the variety of the projects. We have developed processes for such a wide range of technologies – from the ‘simplest’ six-layer discrete device in a TOPS transfer project, to the 40+ layers of CIS products.

Each project comes with its unique challenges. I believe we have a great team of engineers and managers that are positive, customer-oriented, and fun to work with.

Q: What is your focus this year from a business standpoint?

A: This year in particular, we are focusing on the aggressive ramp of some key technologies that were developed in the last year or so; working closely with the FAB Engineering group at this critical phase of new technology ramp. The technologies ramping are mainly our IS11 image sensor with pushed design rules in the pixel array, and several TOPS customer projects. We are also working on the next generation RF-SOI, low Rdson power management technologies.

Q. What are some of your hobbies?

A: I’d like to say I’ve got some high-brow pastimes but the truth is that, on my weekends, I enjoy catching up on some sleep, going out with my family for a walk and coffee at the beach or in our neighborhood, and reading trashy crime novels interspersed with the occasional decent piece of literature. Recently, I’ve also started dabbling in bookbinding as a hobby—I thought it fitting.

Q: What is your favorite travel destination?

A: Just about anywhere, but having family and friends mainly in North America that’s where we usually head out – Edmonton, Montreal, Toronto and New York.

FEATURED NEWS

CEO interview: What’s next after Tower’s turn-around?

May 2015 marks the tenth anniversary of Russell Ellwanger taking over as CEO of specialty foundry Tower Semiconductor Ltd. (Migdal Haemek, Israel), which now trades as TowerJazz. And so EE Times Europe asked Ellwanger about Tower’s last ten years and about the futu

When Did Analog Steal Digital’s Mojo?

Name two semiconductor companies whose names begin with the letter T that used to mainly make digital ICs but now think analog electronics is more exciting and remunerative!…

They are Texas Instruments and Tower Semiconductor, which trades as TowerJazz. Other analog-focused companies beginning with T are available, but these two came to my mind as they have been making the news recently

TowerJazz and UCSD demo first 5G 256-element wafer-scale phased array transmitter

TowerJazz and UCSD have collaborated to demonstrate the first 256-element (16 x 16) wafer-scale phased array transmitter with integrated high-efficiency antennas operating at 56 to 65 GHz frequency range. First time success was achieved for the wafer-scale RFIC using TowerJazz’s own proprietary models, kit and the mmWave capabilities of its 0.18-micron SiGe BiCMOS process, SBC18H3.

“This is yet another leap forward in the area of phased arrays that we are proud to announce. We have a track record of successful collaboration with TowerJazz and the ability to bring this innovative design from UCSD to market depends strongly on TowerJazz’s SiGe BiCMOS foundry process which enables lower-cost phased arrays through integration of multiple circuit functions and high efficiency antennas on the same silicon chip,” said Dr. Gabriel M. Rebeiz, distinguished prof. of EE, UCSD.

Scientific CMOS image sensor from Gpixel and TowerJazz announced

Gpixel has announced the development of a backside-illuminated scientific CMOS image sensor that utilizes TowerJazz’s TS18IS CMOS image sensor process. The GSENSE400-BSI sensor is a 4 MPixel CMOS image sensor with an 11 µm pixel size that can achieve frame rates up to 48 fps. The sensor features an anti-reflective coating for either UV sensitivity or visible light sensitivity, and a low dark current of below 0.03 e-/p/s at -50oC. Furthermore, the sensor features sensitivity from 270nm–300nm for its UV-optimized version, and from 300nm–400nm for its VIS-optimized version, in addition to a 96 dB dynamic range. The GSENSE400-BSI is suitable for use in such applications as scientific imaging, biometrics, spectrometry, factory automation, astronomy, and surveillance applications.

TowerJazz and Semtech Corporation Announce Significant Production Ramp of Proprietary Technology

TowerJazz and Semtech Corporation announced the successful production ramp of various products in TowerJazz’s fab. TowerJazz and Semtech share a strong history of partnership and process transfer activities across multiple business units.

“Our proprietary processes presented a significant integration challenge to our foundry partners. TowerJazz was able to provide the combination of technical capability and a dedicated, experienced engineering staff which allowed the rapid qualification and ramp in several of our new product families,” said Asaf Silberstein, Senior Vice President, WW Operations for Semtech Corporation.

UPCOMING EVENTS

Image Sensors Americas 2015

Sep. 8–10, 2015

SNUG Boston

Sep. 24, 2015