*2017 年8 月9日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

タワージャズ、急速成長を続ける車載アナログ端末市場向けに先進的RFおよび高性能アナログソリューションを提供 

ワイヤレス接続と車載レーダー市場におけるADASおよび自動運転に求められる複雑な要件に対応する先端技術を提供

車載半導体市場は、アナログが69%のシェアを占める

ミグダルハエメク(イスラエル)、2017年8月9日 – グローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズは本日、急成長をしている車載市場、特にADASと自動運転におけるアナログ半導体への需要増加に対応する、先進的なアナログスペシャルティRFおよびハイパフォーマンスアナログ(HPA)製造プロセスを発表しました。タワージャズは同市場において、市場リーダーとの密接なパートナーシップやロードマップの協力を通じて開発したクラス最高のRFおよびHPAのテクノロジーソリューションと、世界レベルのグローバルカスタマーサポートを提供しています。

車載用RFは、ワイヤレス接続と車載レーダーの2つに大きく分類され、車載レーダーがRF半導体市場で最大のシェアを占めています。車載レーダーシステムは、今日のハイクラスやミドルクラスの自動車において、前方衝突回避/警告、車線逸脱警告、死角検知、駐車支援といった安全・運転支援を実施するための比較的標準的な機能になりました。ワイヤレス接続半導体は、今後5年間で4倍に増加すると見られるコネクテッドカーの台数と共に、急速成長すると予想されています。

MarketsandMarkets社による新しい市場調査報告書によると、車載半導体市場は2016年の350億ドルから、2022年までに480億ドルまで拡大すると予想されています。自動車の電子化という全体の傾向と合わせて車載分野における需要が増加し続けていることが、この市場の成長を促しています。車載向け半導体は依然として、市場全体の69%のシェアを占めるアナログが支配しており、RF半導体は今後数年間でCAGRの2桁成長を伴うシェアの拡大が予想されています。

先進運転システム(ADAS)の採用が増え続けており(最終的には完全に自動化された自動車に移行するでしょう)、1台あたり7台から12台ものレーダーシステムが搭載される可能性があります。さらに、GPS、4G-LTE(近々5Gに移行)、V2X (Vehicle to Everything)通信の搭載が増加していることで、車載RF半導体製品の拡大は車載RF半導体市場をさらに拡大させ、2021年までに18億ドルを超え、CAGRは14%を超える見込みです(ADAS市場に関するMarketsandMarkets社による2016年の報告書および企業予測による)。

車載レーダーシステム(ショートレンジ:24~26GHz、ロングレンジ:76~81GHz)では高周波域での高い性能が求められるため、タワージャズのSiGeテラビットプラットフォームは、成長を続けているこの刺激的な市場にとって理想的です。タワージャズが提供するSBC18H2からSBC18H5のSiGeテクノロジーは、Ft 240~300GHzおよびFmax 280~ 340GHzで、お客様は特定のアプリケーションに合わせて速度要件とノイズ要件の最適化が可能です。タワージャズのSiGe テラビットプラットフォームには、1.8V/3.3V(180nm)および1.2V/3.3V(130nm)の2種類のCMOSオプションがあります。

タワージャズのSiGeテクノロジーはすべて、それぞれのお客様のエンドアプリケーションに合わせるため、カスタマイズ可能な金属配線スキームと高性能パッシブ素子(MIMキャパシタおよびインダクタ)を提供しています。よりコスト重視のアプリケーション向けには、完全な65nm RFCMOSテクノロジープラットフォームを日本の魚津工場で提供しています。ワイヤレス接続ソリューションにおいては、タワージャズは低ノイズアンプ用の雑音指数、ならびに、スイッチのためのクラス最高のRon-Coffを備えた高度なRFSOIおよびRFCMOSテクノロジーに加え、フロントエンドモジュールオンチップRFプラットフォームを提供しています。

タワージャズの上級副社長 RF/HPA部門ジェネラルマネジャー であるMarco Racanelli博士は次のように述べています。「弊社は過去数年間で、携帯電話、データセンター、ネットワークにおいてより高いデータレートを実現するテクノロジーソリューションのリーディングプロバイダーとしての地位を確立しました。今後に目を向けると、IoT端末、5Gモバイルサービスの出現、自動運転車への期待が弊社のRFビジネスを増強する成長機会をもたらしています。弊社は、これらの新しい分野でお客様に強固な利点をもたらすテクノロジーに多額の投資をしています」

タワージャズについて
タワーセミコンダクター株式会社 (NASDAQ: TSEM, TASE:TSEM)は、その子会社とタワージャズというブランド名でグローバルに事業を展開するスペシャルティファンドリのリーダーです。タワージャズは、コンシューマー、産業機械、車載用、医療用、航空宇宙・防衛などの成長市場で次世代の集積回路(IC)を生産しており、SiGe、BiCMOS、ミックスドシグナル/CMOS、RF CMOS、CMOSイメージセンサ、パワーマネージメント(BCDおよび700V)、MEMSなど、カスタマイズが可能なプロセスプラットフォームを幅広く提供しています。また迅速かつ正確なデザインサイクルを実現する世界クラスのデザインイネーブルメントを提供し、IDMやキャパシティ拡大を必要とするファブレス企業向けにはTransfer Optimization and development Process Services(TOPS)を提供しています。複数のファブを使ってサービスを提供するために、タワージャズはイスラエルに2か所(150mmと200mm)、米国に2か所(200mm)、日本に3か所(200mmと300mm)に生産拠点を保有しています。詳細は http://www.towersemi.com をご覧ください。

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