タワージャズと Yuanchen Microelectronics、中国長春市での裏面照射 (BSI) 製造におけるパートナーシップを発表

ミグダル ハエメク（イスラエル）、長春市（中国）、2017年10月30日 ― グローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズは、中国の長春市にある裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサ(CIS)のプロセスメーカーである Changchun Changguang Yuanchen Microelectronics Technology Inc. (YCM) とのパートナーシップを発表しました。これにより、タワージャズが製造するCISウェハに対してBSIプロセスモジュールを付加・提供できます。このパートナーシップにより、タワージャズは2018年中頃より高度なBSI技術を用いた量産サービスを手頃な価格で世界中のお客様に提供できるようになります。

ハイエンドフォトグラフィ、車載およびAR/VR、その他様々な成長を続けるCIS市場に、新しいBSI技術が採用されます。Siファンドリ企業がハイエンドフォトグラフィ市場へ大きなフォーマットに必要なスティッチング技術を含めたBSI技術を提供するのは、これが初となります。

BSIおよびウェハ積層技術はより高いピクセル感度を可能にする最先端のCIS技術であり、ピクセルに捉えられる光子数を大幅に増やし、低照度においても高画質な撮影を可能にし、さらにハイダイナミックレンジ（HDR）と高フレームレート（高速センサ）を実現します。

タワージャズおよびその主要顧客は、成長し続けるハイエンドCIS市場、その中でも特にDSLRハイエンドカメラ、デジタルシネマカメラ、車載用途で、BSI技術が将来的に重要な役割を担うと考えています。タワージャズが提供するBSIは、スティッチングされたセンサを含むハイエンド分野の大きなフォーマットに注力している点で他にはない製品となっています。さらに、最先端のピクセルレベルまで見据えたウェハ積層のロードマップを提示します。

YCMのCEOであるDabing Li氏は次のように述べています。「タワージャズはハイエンドアプリケーション向けCMOSイメージセンサ製造のリーダーとして世界中で知られています。タワージャズとの協業により、弊社は比類のない高付加価値を持つ技術を、迅速に、大量に市場投入できるようになります。特に、タワージャズが既に重要な役割を担っている中国の成長市場に投入することができます。」

 タワージャズのCMOSイメージセンサビジネスユニット担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるAvi Strum博士は、次のように述べています。「YCMと弊社の共同開発により、多様なハイエンド成長市場での主導的な役割を継続できると期待しています。さらに、この素晴らしいYCMとの協業によって私たちは急激に成長する中国のハイエンドCMOSカメラ市場に、さらに進出できるでしょう。このパートナーシップにより実現される技術力を強く確信しています。」