これからのスマートカー向けIC設計:メンター&タワージャズ、設計者向けオートモーティブワークショップを開催

June 27, 2019  |  Category: Technology

現代の自動車の電子化が急速に進むにつれ、電子部品の信頼性と安全性の向上を保証することは、IC設計において初期段階からとても重要な目標となります。 したがって、設計者が性能や市場投入までの時間の制約に妥協することなく自動車用グレードの品質を組み込んだ最も正確で効率的な設計ツールを自由に使えることが不可欠になります。

タワージャズとメンターは、今日すでに使用されている設計ツールを開発するために長年にわたり連携し、クラス最高の製品を明日の自動車に市場に送り出しています。自動車市場向けICソリューションの開発に興味をお持ちの方向けに、これらの豊富な設計ツールと手法についてご紹介するワークショップを開催いたします。

このワークショップは、デバイスの設計、加工、製造に携わるエンジニア、ファブレスデザイナー、車載用ファンドリプロセス、および品質保証分野の方を対象としています。また、専門家とのネットワーキング、意見交換の機会となります。

タワージャズの自動車市場主導型ソリューション – メソドロジから量産まで

車載用電子機器のほぼ70%がアナログです。 アナログICは、バッテリ管理システム、ボディ/パワートレイン制御システム、カメラ、レーダー、LiDARなどの数々のADASセンサーシステムなどのさまざまな自動車機能、さらには車内の監視/制御にも採用されています。 自動車用アナログIC設計はレイアウトに非常に敏感であるため、厳密なレイアウトチェックはIC設計フローにおいて非常に重要です。 対称性、マッチング、およびアライメントをチェックすることは非常に重要であり、レイアウトは回路図で定義されている設計上の制約に従う必要があります。 アナログファンドリとして、タワージャズは、Calibre PERC runsetsを含む強化されたPDKを用いて、設計制約検証の様な自動化された効率的な高機能検証を設計者に提供します。 本ワークショップでは、自動化されたPERCアナログ設計制約検証の概要と、実際のデザインに対する検証デモを含めてご紹介いたします。

 

堅牢に設計された車載用アナログICは、車載用製品量産のための業界仕様が厳密に反映されている車載品質の認証を受けた工場で製造されなければなりません。 このセッションでは、体系的な自動出荷検査、ゼロディフェクト手法、マーベリック警報システムの活用およびこれらの現場での実行により、タワージャズが製造現場で世界クラスの品質システムをどのように実践しているかをご紹介します。

自動運転車両向けIC設計

自律走行車は最も高度な電子システムを必要とします。 人命が危険にさらされることを認識したうえで、半導体の品質向上が絶対的なカギであり、複雑な自動車システムの改善と検証をより優れたものとする必要があります。そのため、安全性と信頼性の向上には、テストサイクル、可視性、カバレッジの増加・拡大が伴います。無人自動車の電子化とアルゴリズムを検証するために急増するテストシナリオに対応できる技術と手法について、またすでに確立済みの開発プロセスについて解説するとともに、設計が意図した通りに構築、テストされたかを証明する要求駆動型開発についてもご紹介いたします。

車載イン-システム テスト・ソリューション

ISO 26262規格で定められているように車載エレクトロニクスの信頼性レベルを保証するには、機能動作中の定期的なテストが欠かせません。 Tessent MissionModeアーキテクチャは、キーオン、キーオフ、およびランタイムテストに必要となるすべてのオンチップ・テストリソースへのシステムレベルのアクセスを提供します。 ロジックBISTとメモリBISTの両方の機能を統合したMissionModeソリューションを活用したチップレベル・アーキテクチャ実装フローについて解説します。

ワークショップ開催スケジュール

Germany

November 6 – Munich

USA 

November 21 – Santa Clara, CA

* 参加は事前登録制となります

みなさまのお越しをお待ちしています